mr.children wonederful world on DEC 21
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收錄2002年12月21日 橫濱體育館 映像
DVD x2 (2區) / 2003.03.26 (三) Release
(Toy's Factory發行)


DVD 2:Document
1.   HERO (MV)
2. Dear wonderful world
   (Video for Live Screen)
3. ファスナー
   (Video for Live Screen)
4. いつでも微笑みを
   (Video for Live Screen)
5. It's a wonderful world
   (Video for Live Screen)
6. talks & interview

1. 專輯「wonderful world」僅「UFO」沒演唱
2. DVD第2碟Track.2~5收錄演唱會專用的映像
3. 本作開始不再推行VHS


そのいきさつはバレバレなほど有名だ。
まあそれはともかく、多分それは僕もスタッフも勿論メンバーや サポートミュージシャンも1つの運命的な出来事に出会うように 今回のライブに向かっていった。
とにかくやりきれば確実にある達成感が生まれるに違いない。 それは間違いのない事だった。

ところが終わってみると、 何ともやるせない感じも残った。 気が付いてみると、 当たり前だがこの1本で終わりだった。 やはり色々な事柄が、 それは演奏であり、 若干の構成の問題であり、 映像であり、 音響であり、パフォーマンスであり、、、、 が あちこちでいまいちだった。 しかし今さら何のしようもない。

数日後、 桜井君と色んな話をするうちに、 DVD発売に関して話が及んだ。
彼はもしもDVDを出すなら、もしかしたらもう少しツアーをやって 完成されたものを収録するのもアリじゃないっすか? なんてとんでもないことを言いだした。 脈絡も何もあったものではないな、、 と微笑ましく笑いながら、 一方でこの作品に対して徹底的に追及する彼の姿勢も感じつつ、 とりあえず生中継された映像をきちんと見てみるから、 と僕は答えた。

次の日、会社の試聴室みたいなところで、きちんと静視、 静聴した。 5、6曲見たところで、 軽く 「これはヤバいなあ」と思った。 ちょっと直せば完璧になる、 というようなものではやはりなかった。 その時、事実コンサート制作のスタッフに電話でこれからの 各地数カ所の会場の空き状況を調べてくれるように一応頼んだりしてみた。

しかし最後まで見たら、やはりこれでいいのだ、と思った。 それどころか、へたに直したりせずにこのまま1つの記録として出すべきだと 思った。 あの日、12月21日に確かにこのままのライブが行われ、 このままの編集でテレビに流れたのだ。 手の込んだドラマよりよっぽどリアルなドラマでもあった。 そしてそれはやはり彼等らしいものだと。 後日メンバー全員に会った時にその事をいったら みんな賛成だった。 JENは同じことを思っていたらしい。 僕は改めてあの日の達成感を感じなおしたりした。

そんなわけで随所にいまいちなところや、 えっと思うところがあるかも知れません。 でもこれもたった1日の運命的なライブの正直な姿だと思う。 こんなDVD、 僕は今までになくなかなかいけてるなあ、と思っている。